鉄道模型 スイス連邦鉄道 SBB 汎用電気機関車 Re 4/4 II (Re 420) 11158号機 TEE塗装 (ROCO 72401)
今回はスイス連邦鉄道 SBBを代表する高性能・軽量汎用電気機関車 Re 4/4 IIを紹介します。
(For English/German speakers: Review of the ROCO 72401 HO scale SBB Re 4/4 II. Please use your browser's translation feature to read the full text!
ブログ内の詳細や全文は参照元のウェブ文書をご確認ください)
Re 4/4 II (Re 420)はスイス国鉄SBBを代表する客貨両用電機であり、一昔前なら、SBBの機関車と言えば、誰しもが思い浮かべるであろう代表的な機関車です。
| <SBB Re 4/4 II 主要諸元> | |
|---|---|
| 全長 | 約15m (生産次によりやや異なる) |
| 自重 | 80t |
| 軸配置 | B-B |
| 定格出力 |
4,360 kW (連続定格、於 105 km/h) 4,650 kW (1時間定格、於 100 km/h) |
| 牽引トン数 (量産機) |
・平坦:2,000 t ・26パーミル:500 t ・50パーミル:250 t |
| 最高速度 | 140 km/h |
1964年に試作車6輌が製作されたのち、1965~1985年の20年の長きに渡り、282輌もの多きが生産され、スイス全土で文字通り客貨両用に活躍しました。
1960年代、スイス国鉄では、増大する輸送量と機材の老朽化による機関車が不足する状況となっておりました。
特に最高速度110km/h以上の性能を持つ機種は、小型軽量機のRe 4/4 I、ゴッタルド専用の6軸機Ae 6/6、旧型のAe 3/6 Iの改造機しかなく、強力な本専用機は喫緊の課題となっておりました。
これを受け開発されたのが、Re 4/4 IIです。
Re 4/4 IIは、140km/hの高速性能、カーブが多いスイスにおいて高い曲線通過能力、そして軽量化を図るため、Bo'Bo'の車軸配置が要求されました。
上記のように、1964年に試作機6両が、その後、主電動機やパンタ、全長などが変更された量産機が1965年~1983年に249両製造されました。
また、本機の後継機となるはずだったRe 4/4 IVが失敗に終わったため、1984-1985年に27両が追加生産されています。
更には本機のギア比を変更した貨物用機関車 Re 4/4 III(Re 430)が21両、それ以外にも各私鉄仕様機も製造されました。
| <Re 4/4 II 製造・仕様変遷> | |||
|---|---|---|---|
| 機番 | 製造メーカー | 製造年 | 主な特徴・仕様 |
| ■ 試作機 | |||
| 11101 - 11106 | SLM / BBC / MFO / SAAS | 1963 - 1964年 | 試作車(のちに量産機で仕様変更あり) |
| ■ 量産機 | |||
| 11107 - 11152 11153 - 11155 |
SLM / BBC / MFO / SAAS | 1966 - 1968年 | 初期量産形 |
| 11156 - 11215 | SLM / BBC / MFO / SAAS | 1968 - 1970年 | 運転室延長、集電装置2基搭載形 |
| 11216 - 11254 | SLM / BBC / MFO / SAAS | 1970年 1971 - 1973年 |
11220号機以降(11236-11238除く)自動連結器取付準備 |
| 11255 - 11304 | SLM / BBC / SAAS | 1972 - 1974年 | 11299号機以降:運転台改良形 11302号機以降:バックミラー設置形 |
| 11305 - 11349 | SLM / BBC | 1980 - 1983年 | - |
| 11371 - 11397 | SLM / BBC | 1983 - 1985年 | 11371号機以降:角型前照灯形 11377号機以降:赤塗装 |
| ■ 編入機 | |||
| 11172 II | SLM / BBC / MFO / SAAS | 1969年 | ミッテルトゥールガウ鉄道Re4/4II 21号機を2002年に編入 |
本機は落成以来、スイス全土において客貨両用で広く使用されました。
近郊列車から特急列車、貨物列車まで本線上のすべての列車の運用に充てられたと言っても過言ではないと思います。
中でもトピックは、1957年から運行されたTEEの専用機として、11158-11161、11249-11253号機の9両が赤とクリーム色からなるTEE塗装で1969年および1972年に製造され、同様にTEE塗装に変更されたRe4/4I 10033、10034、10046、10050号機の4機とともに運行されました。
こちらの11158号機はTEE塗装の初号機になるのですね。
なお、これら専用塗装機は、TEEのインターシティー化により、通常の塗装に戻されました。
Re 4/4 IIの専用機としては、EW-III客車を使用したオレンジに白帯のスイスエクスプレス塗装も有名ですね。
1975年から運転されたこの機関車には専用の自連が取り付けられました。
Re 4/4 IIは、誕生から長い年月が経過したこともあり、各種の改造が施されました。
正面への手すりと小ステップ、バックミラー非装備車への装備、ひし形パンタ交換(一部)、ライトの角形化、それからドイツへ乗り入れる車は、片側のパンタについて幅の広いパンタシューへ交換を実施しています。
更に空調を搭載したり、無線操縦対応になったものも居るようです。
試作機の誕生から50年以上が経過したこともあり、Re 460やRe 482へ交代し、引退が進んでいる他、BLSなど私鉄に売却された車両もあります。
以上、Wikipedia 日本語版 スイス国鉄Re420形電気機関車 より、引用、参照せていただきました。
いつものことながら日本語版 Wikiのスイス型の記述は他に比べ、実に詳細に渡り、有為な情報の数々を得ることが出来ました。
皆様も是非参照されることをお勧めいたします。
それで模型の方ですが、Modelbau-Wiki SBB-Reihe Re 4/4 II によりますと、HOに限定しても実に多数が発売されています。
残念ながら殆ど発売年が記されておらず、また掲載されていないものも多いので、自分で調べました。
HAG(1966、旧、1/83)、Fleischmann(1969)、Jouef(1976)、Lima(1984)、HAG(1986、新、1/87)、Fulgurex/天賞堂(1970年代?)、Märklin(1995?)、TRIX(1998?)、ROCO(2003?)
カッコ内は発売初年。
残念ながらほとんどわかりませんでした。
Re 4/4 IIは、有名どころなので、HOは沢山出ているという印象がありましたが、案外そうでもありませんでした。
特に2000年代に入ってからの完全新規製品はROCOだけのようですね。
現在でも入手できるのは、ROCOとMärklin/TRIXだけでしょうか?
こちらの11158号機は2012年の製品との記載がありました。
新しいと思っていましたが、もう14年も前の製品なのですね。
あくまで個人的意見ですが、Re 4/4 IIは満足の行く製品がありません。
私はHAGが好きですが、ダイカストなのでバックミラーが印刷だし、ともかく入手が難しいです。
Märklin/TRIXはダイカストの質感は良いのですが、正面のピラーが窓側になってしまっているので、段差がついてしまいます。
こちらのROCO製品は、大変繊細な出来です。
今まで出たRe 4/4 IIでは、最も細部が良く出来ているように感じます。
もっとも、ROCOは繊細すぎるように感じます。
実際壊れやすく、特に車体下部中央部の部品はとても壊れやすいので、注意が必要です。
今まで保有したROCOのRe 4/4 II 3台のうち、2台で破損がありましたので。
正面サイドピラーは良い感じです。
昔のLimaはサイドピラーが窓一体で、更に塗装されていなかったことを思い出しました。
最近の製品なので、エッチングのワイパーが良いですね。
とてもHOとは思えませんが、他方破損しやすく、かつ輸送時には当て紙をしておかないと窓ガラスに確実に傷がついてしまいますね。
Re 4/4 IIの顔は造形が難しく、Fleischmannのようにあまり似ていないものも散見されます。
ROCOはいかがでしょうか?
バッファーもとても繊細です。
最近の機種だけに静かに走りますし、軽いですね。
実はこちらですが、DCCフルサウンド製品なんです。
他稿の通り、長期安定性やトラブルから私はデジタルからの撤退を決めました。
そういう意味では本機も整理対象なのですが、デジタル機にしては安かったし、8ピン装備のDC機なら万一の破損時にアナログに戻すのも簡単なので、引き続き、保有することにしました。
おそらくアナログの中古が出ても、こちらくらいの価格になってしまいそうですし。
TEE塗装機はなかなか魅力的ですしね。
2026/8/27 記
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