鉄道模型 N KATO 80系の台車位置について
今回は、KATOのNの80系の台車位置について、取り上げたいと思います。
NでDCCを幅広くやっておられる重単5175さんの素晴らしいブログにKATOの現行製品の80系が取り上げられておりました。
私は80系が大好きなので、思わず目に止まりました。
ところで、KATOは2000年代初頭に80系を最初に発売しました。
同社のNゲージ製品としては、恐らく一番最初の旧型国電だったと思います。
旧国が大好きで、晩年期の東京近郊で実際に乗車したことがあり、大昔GMのキットを組んだこともある私はとても嬉しくて、東海/比叡と、その後出た晩年期の単品の両方を買いました。
ところで、KATOの旧80系ですが、私の大好きな300番代の特徴をよく表したシャープな出来だと思います。
それで、唯一引っかかっていたのが、クハの台車の位置でした。
実はKATOのクハ86は前面の連結器を避けるために、台車の位置が後方にずれているのです。
このあたりがどうなっているのか。
現行製品飯田線仕様10-1385と比較してみることにしました。
まずクハ86です。
この写真では、今ひとつわかりにくいですね。
こうして見ると、現行に比べ、旧製品は台車の位置が相当下がっていることがわかります。
「国鉄電車ガイドブック旧性能電車編(下)誠文堂新光社」に掲載されている図面によると、運転室側の台車のセンターは、現行製品と同じ前側客ドアの少し後方ですが、旧製品は戸袋窓の前くらいになりますね。
また今回初めて知ったのですが、前側台車が下がっているだけではなく、後ろの台車もまた下がっていました。
台車間距離は新旧共に約90mm(実車は13600mm)で正しいです。
こちらの方が、わかりやすいかもしれません。前車輪のセンターが旧製品では客ドア前、現行は運転室ドアと客ドアの中間にありますね。
次にクハ85を比較してみます。
こちらは新旧で種車が違いますが、各部のサイズは一緒です。
旧製品はサロ85の改造、現行はサハ87の改造です。
窓の大きさが全然違いますね。
クハ86と同様、旧製品は前面連結器を避けるため、台車が後方にずれていることがわかります。
クハ85では、ドア周りの配置が異なるので、わかりにくいですね。それでも前面連結器を避けているのはよく分かると思います。
次に旧製品のクハ86をモハ80と比較してみました。
するとクハ86の台車のずれがあまり気になりません。
これはおかしいと思い、台車間距離を測定すると、なんとモハ80は92mm!!と2m長いことがわかりました。
実物はモハ80も13600mmなので、90mmが正なのですが。
なお、旧製品のサハ87も台車間距離は91.5mmと長くなっていました。
新旧のモハ比較です。
現行の台車間距離は正確に90mmでした。
この写真では2mmの差はわかりにくいかもしれませんね。
まとめとして、クハ86やクハ85の台車後退は、当時の連結器をつけるための工夫だったのでしょうが、こうしてみると、やはり私は気になってしまいますね。
KATO製品では回転式方向幕を装備した旧クハ481やクハネ583でも、台車が下がっている(あるいは前面が伸びている)印象がありますが、現在手放してしまったので測定できませんでした。
2026/10/16 記
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