鉄道模型 ドイツ連邦鉄道 DB 重入換用ディーゼル機関車 BR 290 083-5号機 (TRIX 22201)
今回はドイツ連邦鉄道 Deutsch Bundesbahn = DB の重入換用ディーゼル機関車 BR 290を紹介します。
BR V 90(BR 290)は、ドイツ連邦鉄道 DBが1960年代に開発した、重入換用の液体式ディーゼル機関車です。

<DB BR 290 主要諸元>
バッファ間距離:14/14.32m、運転重量:80t、軸配置:B'B'、軸重:20t、出力:1,100HP、エンジン:ディーゼル1基、動輪径:1,100mm、最高速度:80km/h
日本と異なり、鉄道輸送の中心が貨物である欧州では、入替機の需要は根強いものがあり、各国で専用の電機やDLが製造され使用されています。
こちらで紹介するBR V 90もそうした一両として開発されました。
1960年代、DB では、重入換用途に量産が開始されていたBR V 100の台枠を強化し、死重を搭載した入換専用機を計画しておりました。
しかし、この形式には無理があり、必要な軸重20tを確保できませんでした。

そこで、キールのMaschinenbau Kiel GmbH = Mak社は、BR V 100より重く、かつ長いBR V 90を設計し、1964年から1965年に、BR 211と同じ800kWエンジンを搭載し、最高速度70km/hの試作型機関車20両を納入しました。
BR V 90は、翌1966年より生産が開始され、1974年末までに388両が生産されています。
車番は下記の通りです。
V 90 001–070 Ep. IIIに70両生産
290 001–407、290 999、後に408
最後の999号機(後の408号機)は、ドイツ連邦軍(Bundeswehr)の所有車です。
後にDBAGへ移管され、408号機となりました。
量産型は、BR 212と同じエンジン(ただし出力は800kWに低下)を搭載し、最高速度は80km/hとなっています。
試作機と比較すると、フレームが32cm延長されています。
BR 290は408両もの多くが生産されました。
この数字はBR V 100.10 後のBR 211(364)、V 100.20 後のBR 212(381)よりも多いです。
この事実からも、DBでは入換機の需要が相当高かったことがわかります。
ドイツ全土で入換に従事したBR 290ですが、寿命伸長のため、特に1970~1980年代には、同一エンジンを使用するBR 212とのエンジンの交換が行われました。
幹線運用で走行距離の長いBR 212のエンジンをBR 290に転用し、逆に、入換運用で負荷が低いBR 290のエンジンをBR 212に使用しています。
しかし、この方法は2000年初頭にエンジンが無くなったため実施できなくなり、2003年より、一部の機種に対して、新エンジンへの更新が実施されました。
またBR 290は、各種の無線遠隔操縦装置を搭載しました。
遠隔操縦対応機はBR 294となっています。
初期のBergfunk無線操縦装置を備えた30両は、2007-2008年にKM自動操縦装置が追加されBR 296となりました。
この際、エンジンも更新されています。
話は前後しますが、1965年MakはBR V 90をベースとし、自社製のエンジンを搭載した5両の機関車を試作しました。
このエンジンはBR V 90よりも強力なものでしたが、5両中、3両をDBが取得しました。
BR V 90よりもエンジンが安価であったこともあり、試作機をベースとしたBR V 91(後のBR 291)が、1974-1975の間、50両製造されています。
BR 291もほとんどが無線操縦装置及び自動入換装置を搭載し、BR 295になっています。
流石による年波には勝てず、2009年以降、廃車や貨物会社への譲渡車も発生しています。
以上、Wikipedia 独語版 DB Baureihe V 90より、引用、参照いたしました。
それで模型の方ですが、Modellbau-wiki DB-Baureihe V 90によりますと、HOでは、ROCOの1980年初回発売製品が唯一の存在でした。
ROCO製品は生産が非常に長く、途中でモーター等が更新されています。
その後、Märklin/TRIXの2005年製品が発売され、2015年にはBRAWAも新規製品を発売しております。
こちらのTRIX製品は、同社の多数のバリエーションとしては、Märklinと同時に一番最初に発売されたものです。
持った感じが軽いのですが、ダイカストボディです。
ですので、質感が非常に良いですね。
その割にはディテールも細かいと思います。
BR 290は長い側のボンネットに冷却システム、予熱装置、ディーゼルエンジンが配置されています。
台車は思い他、あっさりしています。
別体のバッファーがきれいです。
キャブ脇の手すりは金属製ですので、質感や直線が良いですね。
反対側には、オルタネーター、圧縮空気システム、バッテリー、燃料タンクが配置されています。
運転台側。
妻のフォーンもきちんと再現されていますね。
表記類もバッチリです!!
このあたりの成型がとてもシャープです。
<計測結果>
バッファ間距離は約163.4mm、縮尺は1/87.2でした。
こちらのサイドには妻面下部に小窓があるのですね。
ガラスがきちんとハマっているのが気持ちいいです。
時代からしてC-サインモーターです。
低電圧からとてもスムーズに動きますが、Cサインモーターには大いに問題がありそうなので心配ですね。
初期製品なので、ライトは黄色のLEDですが、モーターが低電圧から作動するので、前照灯のLEDに必要電圧が供給されず、スケールスピード走行では、テールは良いのですが、ヘッドライトはちらついてしまうのが、興ざめですね。
2025/8/19 記
2025/8/24 修正
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