鉄道模型 スイス連邦鉄道 SBB 汎用電気機関車 Re 460 007-8号機 "Junior" (ROCO 43655)
今回はスイスを代表する高性能汎用電気機関車 Re 460を紹介します。
Re 460はスイス連邦鉄道 SBBが、バーン2000計画に従って開発した高性能な汎用電気機関車です。
<SBB Re 460 主要諸元>
バッファ間距離:18,500 mm、運転重量:84 t、軸配置:Bo'Bo'、軸重:21t、動輪径:1,110mm、定格出力:6,100 kW、最高運転速度:200 km/h、設計最高速度:230 km/h
1970年代、SBBは鉄道の将来計画として、最高速度200 km/hに対応するバーン2000プロジェクトを策定しました。
しかし当面、従来技術機で実績のあるRe 4/4 IIの第5、第6シリーズを1981年から1985年にかけて72両調達しました。
次代の機関車として、1982年にRe 4/4 IVを4両製造しましたが、これは採用されませんでした。
1985年、SBBはSLM/BBCコンソーシアムに最初の開発契約を与え、1987年までに仕様書が共同で作成されました。
そして、SBBは1987年末に旅客輸送用の機関車12両を発注し、続いて1989年半ばにさらに12両を発注しました。最初の12両はRe 4/4 VIとして発注され、車番は10701~10712でした。
当初、Re 4/4 460と呼ばれていた最初の機関車は、1992年1月28日に正式に納入されました。
1996年初頭までにRe 460は119両が製造され、SBBの車番Re 460 000~118が付与されました。
Re 460の就航により、戦前型 Ae 3/6 I及びAe 4/7、そして1940年代のRe 4/4 Iは退役することができました。
多くの初期問題が解決された後、Re 460は1994年以降、本格運用されるようになりました。
これにより、それまでの主力機である Re 4/4 IIは、主役の座を譲ることになりました。
当初、Re 460は旅客と貨物の両方に使用され、時には複数総括制御されていました。
2004年にスイス国鉄の旅客・貨物部門が分離した際には000-078号機が旅客会社に、079-118号機が貨物会社の所属になりましたが、貨物用にはボンバルディア製のRe 482等が使用されることになり、Re 460全機がスイス国鉄の旅客会社の所属となったため、残念なことに、現在では貨物列車の牽引は行っていないそうです。
Re 460は現在、主にIC 2000列車またはEW IVおよびIC-Bt制御車で構成されるシャトル列車で使用されています。
新しいと思われていたRe 460も、導入から30年が経過したため、SBBでは全119両を全てに更新工事を実施しました。
内容として、回生ブレーキのGTOコンバータをIGBTコンバータに交換し、省エネ効果が増大しているようです。
更新を行った機関車は、前面側面のロゴと番号、そして新しい光沢のある赤い塗装で判断でき、更新7両目以降、前面の番号は省略されているそうです。
また前面中央にSBBマークを描いたり、設置したものも居るようです。
なお、全ての機関車は2022年11月までに改修されました。
話が前後しますが、Re 460は全面広告機の走りとしても有名です。
この広告は同じ機種でも時期により異なるようですね。
また、多くの機種に名前がついています。
ちなみにこちらの007-8 号機は「Junior」と命名されております。
ただし、119両全てが名付けられているわけではなく、018-5号機等、命名されていない機種があるのは面白いですね。
以上、Wikipedia 日本語版 スイス国鉄Re460形電気機関車、独語版 SBB Re 460 より、引用、参照しました。
それで模型の方ですが、人気のあるスイス機でかつセンセーショナルな新型機だったこともあり、各社がこぞって模型化しました。
Modellbau-Wiki SBB-Reihe Re 460 によると、HOでは、Märklin/TRIX、ROCO、HAGの三社から発売されております。
同情報の常で、ドイツ型以外については、発売年の情報は乏しいです。
当方の記憶では、こちらのROCOは1993年の発売と思います。
早くも同年冬のスワップミートで飾っている方を見ましたので。
同じ頃発売になったのが、1993年のMärklin/TRIXで、HAGは1996年だと思います。
私が購入したのは、1994年2月28日で、価格は税3%込み23,484円でした。
これでも安い方のお店と思いますが、今から見ても高いですね。
当時、ROCOがどんどん良くなっていた時期なので、当時としてはこちらも大変良い出来と思います。
車体の成型もシャープですし、塗装やレタリングも美しいですね。
表記「Re 4/4 460」からして多分初回製品と思います。
なお、こちらは足回りを後に出た広告機Mieleと交換してあります。
台車周りが良くなっていましたので。
バッファーや室内も良いですね。
ところで、ROCOとMärklin/TRIXの共通欠点はワイパーです。
写真のように透明窓への成型、印刷なので立体感に乏しく、かつ塗装も透けてしまっています。
この点は別体のHAGの方が勝っていますね。
なお、ROCOの最近の生産品はワイパーが別体になったようですが、私は持っていません。
以前のモデルを持っている人用に、ガラスとワイパーを簡単に手に入るように分売してくれると嬉しいのですが。
ROCOの非常に優れる点は、車体の分解です。
バッファーを四本抜けば、分解が可能です。
車体を広げる方式よりも遥かに安全かつ確実で、傷をつける可能性も低いです。
ダイカストならネジ止めが一番ですが、プラ製品はこの方法が望ましいと思います。
ワイパーも繊細で、スイス機独特の幅の狭いシューとなっています。
なお、架線集電用に幅の広いシューも同梱されているのは流石です。
走りもとてもスムーズで静かです。
この点は他2社に勝っていると思いますが、トルクは高い方ではないですね。
発売当初、Re 460は大人気機種でそれこそ価格も非常に高いものでした。
しかし、広告機があまりにも多かったためか、現在では価格がつかない機種の代表となってしまいましたね。
それでも赤塗装はまだ良かったのですが、昨今ではこちらもイマイチのようです。
2025/7/26 記
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