HOj 日本国有鉄道 JNR 有蓋車 ワラ 2897(IMON IP80803)

 今回はHOのワラ 2897を紹介します。

 こちらでも何度か触れましたように、欧州において、HOという鉄道模型規格を定義するNEM 010では、実物軌間 850~1250mmは、模型軌間12mmで製作することになっています。

 車体スケールはもちろん1/87となります。

 すなわちNEM 010に準拠すると、HOの日本型1067mm軌間は、1/87 12mmとなるわけです。

 それでこちらで紹介するのはモデルズイモンが発売しているIPシリーズの製品です。

 HOjと言えばファインスケールを極めた超高額なモデルで知られます。

 しかし、この製品はIP(イモン・プラ)と銘打っている極めて珍しいプラ製品です。

 とは言うものの、プラ製の量産品としては大変高価な部類に属します。

 実際、KATOのJ製品(G=16.5mm、スケール1/80)のワラ1は、2両で5,940円、同規格のアクラスのワラ1でも、3,800円(ただし2017年のことなので、2026年ではずっと値上げされているはず)です。

 他方、IMON製品は7,260円と破格の価格設定になっていますね。

 IMON製品は他社と異なり、メーカーウェザリングされているシンガーフィニッシュ仕様とは言え、価格差はとても大きいです。

 プラ製品とは言え、生産量が価格を決めますので、Jの量産品に比べ、圧倒的に数が少ない以上、仕方のないことなのでしょう。

 とは言え、これがブラス製品でしたら、価格は8~10倍くらいになると思いますので、プラ製品の効果は抜群と思います。 

 それでIMONのワラ1ですが、あくまで私の個人的な意見に過ぎませんが、非常によく似ていると思います。

 私はワラ1の現役時代を見たことがありますが、記憶の中のイメージと合致するように思われます。

 似ていることは模型にとって何よりも重要なポイントと思います。

 また模型として見た場合、コストを削減しようと努力していることがわかります。

 具体的には、ドアは固定ですし、側面の手すりや連結機解放棒も一体成型です。

 価格が価格だけに意外な気もしますが、私はこれで良いと思います。

 反面、上の写真でわかると思いますが、ナンバープレートの取り付け方がとても実感的ですね。

 屋根の感じもよいです。

 KATOのJのワム80000はドアが開閉しますが、私は固定でも良いと思います。

 一体成型が多いと言いましたが、裏側の造形は流石ですね。

 ブレーキシリンダー、配管、そしてシューがここまで再現されている製品はあるのでしょうか?

 これだけでわくわくします。

 IMONカプラーはKadeeよりもずっと実感的ですね!!

 そして、この軌間!! 実物はこんなにも狭いんです。

 やはりこれでなくっちゃ、日本型の特徴は表現できませんね。

 高額だけあって、インレタが一切ないのは私的には大助かりです。

 書体やサイズもバッチリです。

 なお車番はいくつも準備されているので、よほどたくさん買わない限り、ダブらないと思います。

 この製品を沢山買える方は羨ましいです。

 一体成型の手すりを含め、適度なディテールと思います。

 ほんと感じが良いですね。 

 こちらはSF仕様です。

 一昔前の「汚し」とは根本的に異なる上品なウェザリングです。

 ただし、SFを施していない車両との連結は少々困るところですね。

 私は気にしていられませんけど。

 軸受も精緻ですね。

 そうそう模型としてとても重要な走行性ですが、転がりが軽く、機関車に負荷がかかりくいですし、上記のIMONカプラーも動作が確実です。

 ということでなかなか手が出せないアイテムですが、お勧めと思います。

 いかがでしょうか?


 こちらでも何度か紹介しましたように、模型鉄道としてのHOjは優れた規格と思いますが、愛好者が極めて限られることから超高級製品の牙城となっており、私のようなものには手を出せない世界になってしまっています。

 でも、このような製品も確実に存在するのです。

 なかなか紹介されることの少ない製品だけに今回取り上げてみた次第です。


 IMONのワラ1は確かに高額ですが、HOjというおよそプラ製品が存在するのが難しい世界において、可能な限りコストダウンを図って入手できる価格帯を目指したことはよく理解でき、私にとってはとても価値のある製品です。

 とは言え、IPシリーズの貨車は、おいそれと手が出せるような価格帯ではなく、正直なところ私はなかなか買えません。

 こちらも誕生日に家族がプレゼントしてくれました。

 それも中古品を探し出してくれたんですよ。

 嬉しくて紹介した次第です。

 HOjの機関車や客車は天文学的な価格であり、それもハッブル・ルメートルの法則ばりに私から価格が遠ざかっており、IPの貨車は私にとって唯一手にできるジャンルです。

 今後の値上げは必須でしょうが、モデルズイモンには、これからもIPの貨車を継続してもらえたら嬉しいですね。

 2026年5月現在、同社のIPシリーズとしてワラ1、ワム80000、ワム90000、トラ25000、トラ35000、トラ45000、トラ55000、セキ3000が発売されております。

 意外とたくさん出ているんですね。

 KATOのJの貨車くらい種類がありますので。

 私もほんの少しだけ持っているので、また紹介したいと思います。

 個人的にはIPの車掌車 ヨ5000あるいはヨ6000、そしてタンク車が欲しいところです。

 とは言っても、車掌車はプラでも相当高くなってしまいそうですが。

2026/5/16 記

 


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