ドイツ連邦鉄道 DB 重貨物用電気機関車 BR 151 085-8号機 (ROCO 79409)
今回はドイツ連邦鉄道 DB の大型貨物用電気機関車 BR 151を紹介します。
BR 151はドイツ連邦鉄道 DB が開発した高性能な重貨物用電気機関車です。
<BR 151 主要諸元>
バッファ間距離:19,49m、運転重量:118.0t、軸配置:Co'Co '、軸重:19.7t、連続出力:5,982kW、時間出力:6,288kW、電動機:6基、ラバースプリング駆動、動輪径:1,250mm、最高速度:120km/h
1975年から1978年までの間、170両が製造されました。
これはドイツ連邦鉄道DBを代表する高性能特急旅客用電気機関車 BR 103より多い両数です。
開発の経緯は1960年代末、高度成長期において既に道路輸送との競争に直面していたDBが、それまでの主力機であるBR 150の改良に迫られたためです。
この目的を達成するため、新型の機関車には、1,000tの急行貨物を120km/hで、1,200tの急行貨物を100km/hで、2,000tの貨物を5‰勾配で80km/hで牽引する能力が求められました。
この数値はそれまでの主力大型機関車BR 150を上回っており、更にはBR 150には80km/hを超えると、牽引力が低下すると共にこの速度域で高負荷がかかると主電動機が故障しやすいという問題があり、新たな機関車が求められました。
開発が急がれたため、BR 150の改良が考えられましたが、要求された性能に達しないことが確認されました。
そこで、大量に使用されている既存のBR 110/140系の電動機に小改良を加えると共に、BR 103系から構造や部品を転用、更には実証済みのBR 110/140系のコンポーネントを可能な限り使用することにより、早期の開発を図りました。
1972年11月、151 001が完成し、本機を含む初期シリーズ12輌が製造され、広範なテストが実施されました。
その結果、続いて158両が作られました。
BR 151は当初予定された重貨物だけでなく、勾配線区やシュトットガルト近郊などで旅客列車も牽きました。
特筆すべき運用として、北海の港からの重鉱石列車運用があります。
この列車はBR 151の重連で3軸の鉱石列車を牽引しますが、列車重量は4,000t、場合によっては6,000tにも達するため、通常のねじ式連結器では強度が持たず、特殊な自連を装備しています。
ドイツのみならずオーストリアにも進出しました。
BR 151の走行距離は、平均8~900㎞/日であり、最大は1,750㎞にも達したそうです。
DBの貨物用電気機関車の中心的存在で活躍してきたBR 151 ですが、2000年代に入ると、BR 185やBR 189などの新世代の高性能機が増備され、次第に活躍の場を狭めて行きました。
最終的には、2024年にDBAG機はレンタル機も含めて、運用停止となったそうです。
また貨物会社へ販売された機種が多数存在します。
以上、Wikipedia 独語版 DB-Baureihe 151 より引用、参照しました。
それで模型の方ですが、Modellbau-wikiによりますと、BR 151は欧州型HOの発展期に登場したため、量産各社が模型化しています。
もっとも古いのが1974年のRÖWA、続いて、1975年のLima、1976年にRÖWAを継承したROCO、Märklin、Fleischmann、この後、欧州型では実によくある話なのですが、実に長い間空白が続き、2011年のESU、2014年のROCO(2代目製品)、2018年のPikoとなります。
ROCOの初代は長きにわたり生産されたので、内容がだいぶん変わっています。
Märklinも同様に大変息の長い製品であり、サウンド機などが追加されています。
ただし、途中で改良されているかどうかわかりませんでした。
Fleischmannは恐らく改良されていないと思います。
こちらで紹介するのは、ROCOの2代目製品です。
2014年に発売されたブランニュー製品であり、初代とは全く別な製品になっています。
手すりや屋上配線、パンタグラフなど、所々が初代に比べ、精密になっています。
細部の別パーツ化は目立ちますが、 RÖWAと全く違うと言うほどのことはないようにも思います。
ただし、細部よりもむしろ塗装グレードの差異が目立つような気がします。
この40年間の塗装の進化は本当に著しいものがあり、ADEを除くと、1970~1980年代製品の塗装は、現在の目で見ると相当見劣りするものでした。
そのTypicalなものが、塗り分け線ですが、さすがに本製品はバッチリです。
反面、台車やエアフィルタは初代も悪くはありません。
2014年製品ですが、驚異的な出来というものではなく、標準的な出来と思います。
機関室内のディテールは初代製品からありました。
パンタは良くなりましたね。
上記の通り、2011年のESU、2014年のROCOの2代目製品が出るまで、BR 151は約40年間、1970年代初回発売の製品しかありませんでした。
再生産は行われていたようですが、どれも品薄の上、当然のことながら、出来の方は1990年代時点でも満足できるものではありませんでした。
ライトのカバー、背スリ、そしてとても実感的なワイパーが目を引きますね。
単純な形状に見えますが、運転室ドアの下部など複雑な形状なのですね。
まずMärklinですが、こちらは車体の真ん中の塗装の塗分部分が分割線となっており、固定方法も1本のビスでかつ爪で留める方法のため、隙間が空いてしまう他、個人的な感想としてはやや四角いかなって思います。
また、2線式が出ていましたが、初期のHämoなので、モーターが巻線式のため、特に低速時のトルクが絶望的に不足しており、走りは良くありません。
次にFleischmannですが、こちらは旧規格の製品であり、BR 103ほどではないものの大きめ(太め?)で、車輪も非常に分厚く、Märklinと全く同じ分割線です。
下部車体がダイカストで上部がプラという点も両者は全く同じ。
特に私が持っていたものはあたりが悪く、走りもいまいちという存在でした。
ROCOの初代は、RÖWAを継承したてのもの、Orient. Rot塗装などを持っていました。
初期の製品は塗装が悪く、かつ、モーターもよくありませんでした。
後にモーターを更新した製品も入手しましたが、初期に比べれば走りは良くなったものの、ギア比が低めでトルクが低いこと、NEMポケットながらショートカプラーにはなっていないこと、手すりが一体なこと、屋上配線がいまいちなことという欠点がありました。
ESUは高額な上、パンタが極めて破損しやすいという致命的欠陥がありましたので、こちらが発売されたときは嬉しかったです。
当時、デジタルのハマった最末期でしたので、一番好きな仕様であるEp. 4のブルー/クリーム塗装の新品を購入しました。
こちらは3線式のフルサウンド機です。
音は十分な気がしますが、2線式フルサウンド機の方が大きいように思います。
初代はギア比が低く、トルクが不足気味でしたが、こちらはそこまでのことはないようです。
ちょうど、デジタルに幻滅する直前に導入した機種なので、我が家では殆ど走ったことのない不遇な機種になっています。
手持ちの中では、もっとも出来の良いBR 151ですが、ROCOの新仕様の2線アナログ版を入手して、手放したいと思っています。
とは言うものの、ROCOの新仕様って、まず出ないですね。
2024/8/4 記
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