バイエルン王国邦有鉄道 K.Bay.Sts.B. 汎用テンダ式蒸気機関車 B VI 349号機 "Steinach" (Märklin 31806)
今回は、バイエルン王国邦有鉄道 Königliche Bayerische Staats-Eisenbahnen = K.Bay.Sts.B. の B VI形について紹介します。
B VI形は、K.Bay.Sts.B. の旅客用テンダ式蒸気機関車です。
<K. Bay. Sts. B. B VI 主要諸元>
型式:1B n2、バッファ間距離:13.365m、運転重量:30-33.5t、軸配置:1B、軸重:10.7-12.1t、飽和式二気筒、出力:?kW、ボイラー圧力:10bar、最高速度:75km/h、動輪径:1,616mm
1863年から1871年の間、マッファイ社により107両が製造されました。
当方過去記事の通り、ドイツでは1835年にバイエルン王国のニュルベルクとフルトの間に開業した私鉄バイエルン・ルートヴィヒ鉄道を皮切りに鉄道建設が開始されました。
バイエルン王国邦有鉄道は、ミュンヘン-アウクスブルク間の鉄道を1844年に国有化することにより発足し、爾来、建設が進んでいきました。
K. Bay. Sts. B. の機関車は他の邦有鉄道と同様、主に邦有鉄道内に存在するメーカーであるKrauss社及びJ. A. Maffei社が納入しました。
ただし例外的にアメリカ製蒸気機関車 S 2/5 形及びE 1 形各2両を新技術習得用に購入しています。
さて、こちらのB VI形ですが、 K. Bay. Sts. B. で最初に量産されたB V形の改良版です。
B V形は1853年から1863年の間、マッフェイ社により4つバージョンで合計94両製造されています。
B VI形は、B V形とほぼ同じですが、重量が1t増加し、また後にボイラー圧力が8bar → 10barへ増圧されています。
1863年から1871年の間、同じMaffei社で107両が製造されました。
邦有鉄道車番:266-496(途中空番あり)
107両全てに名前がついています。
前期の57両にはボイラー水ポンプに加え、蒸気ポンプが設置されておりましたが、後期にはジェットポンプも追加されたそうです。
外見的にはキャブ側窓の有無、またダイヤモンド煙突を装備した機種も居ます。
ドイツでは石炭が高価だったことから、バイエルンでは安い泥炭が使用されていました。
B VI 形にも泥炭(ピート)対応の機種があり、テンダーの高さが高くなっているので、見分けられます。
また種々の燃焼方式が採用されたそうですが、詳しいことはわかりません。
B VI 形で特筆すべき運用は、車番316 トリスタン号であり、ルートヴィヒ2世専用機関車となり、宮廷列車を牽引しました。
しかしながら1850年から1870年代に至っても、B V 形やB VI 形のような低速機が生産されていた K. Bay. Sts. B. は、他と比べると20年遅れていたと言えます。
B VI形の廃車は1895年に始まり、1904年には97両、1920年に至っても13両が運行されていました。
No. 422 WREDE及びNo. 432 MARKTLは、1923年時点、二次的な用途(バラスト列車等)でまだ使用されており、DRGの暫定的な付番計画ではクラスP 23.12として、車番 BR 34 7461及び、34 7462が計画されておりましたが、1925年に最終的な付番計画が実施される前に二両とも廃車されています。
以上、Wikipedia 独語版 Bayerische B VI 、Heinz Schnabel著 「Eisenbahn-Fahrzeug-Archiv Lokomotiven Bayerischer Eisenbahnen」 alba社より、引用、参照しました。
それで模型の方ですが、Modellbau-wiki Bayerische B VI によると、黎明期の機関車だけにHOでは、初回発売1992年のMärklin/TRIXが、唯一の量産製品です。
最初に発売されたのは宮廷列車と316 TRISTAN でした。
これは特殊な製品でしたので、当時としても大変高額であり、かつレベルの高い製品でした。
その後、各種のバージョンが発売されております。
こちらの349号機 Steinach は2011年の2000個限定製品で、K. Bay. Sts. B. の青のS 3/6、同じく青のGt 2×4/4と3両セットで発売されました。
小型機ですが、大変良く出来ていると思います。
外側台枠をよく再現しています。
ディテールも以前のMärklin製品とは異なり、大変細かいです。
なにか英国機のようなキャブですね。
青の塗装も質感があり綺麗ですし、レタリングもシャープですね。
キャブ下の配管やステップも繊細です。
キャブ内がよく見えるだけに、別体の加減弁や水位計が生きています。
キャブ内のハンドルやレバー、配管など、他の製品にはない表現力ですね。
銅色がアクセントになっています。
テンダーのライトも点灯します。
動輪や車輪もいい感じですね。
手すりもシャープです。
メルクリンの B VI 形は走りが大変スムーズです。
私は最初、DRG仕様(ファンタジーモデル)を入手しましたが、デルタながらとてもスムーズな走行を見せるのには驚きました。
こちらはmfxフルサウンド仕様ですが、音量も十分で迫力があります。
ただし、本機は保存されていないのでEinheits機と同じサウンドになっています。
上記の通り、このモデルは本来、3両セットですが、私は今は閉店してしまったEGSで Gt 2×4/4と一緒に買いました。
模型には大変満足しておりますので、こちらは手放さない予定です。
2025/8/9 記
↓当方HPです。こちらもどうかよろしくお願いします。
↓当方も参加しております。実物、模型などいろいろな鉄道ブログがあります。
是非ご覧になってください。



























