過去記事再録 ドイツ鉄道 DBAG 旅客用電気機関車 BR 111 038-6号機(ROCO 63641)
今回は、ドイツの汎用旅客電機 111型を紹介したいと思います。
111型はドイツの急行および近郊型用の電気機関車として1974年から1984年までの10年間、227輌が作られました。
連続出力 3,620kW、重量 83t、最高速度 160km/h (以上、Wikipediaより引用)
111の第1〜3シリーズ(001〜146号機)は当初、装備していたシングルアームパンタ SBS 65を103型電機のひし形パンタ DBS 54と振り替えました。
この模型もそれに該当します。
なお147号機以降はまたシングルアームパンタ(SBS 65、SBS 81)の装備になったようです。(Wikipediaの記述による)
試作1号機が登場したのが1974年ということもあり、おりしも隆盛を迎えつつあった欧州の各メーカーがこぞって製品化しました。
TRIX、Lima(試作機)、Maerklin、Fleischmann、ROCOから発売されました。
ROCOでは1976年に最初の製品(4133)、そして、二代目製品が1987年(43413)、そして、全面改定版の三代目製品を1999年(63640)に発売しました。 (以上、Modellbauwikiより引用)
ROCOの二代目製品。
出来は悪くないのですが、現在の目で見ると、手摺が一体、屋上配線がごつい、などの欠点があります。
なお、この当時の製品の常で85009というモーターを使っていますが、このモーターは低電圧での動きが悪いので、Canon EN-22に換装してあります。
111は基本、旅客用機であり、一部ICも牽いたようですが、急行や準急(UIC-X)、そして、S-bahnをはじめとする近郊輸送が有名ですね。
試作1号車は青塗装だったそうですが、量産機はタルキス/ベージュでした。
その他、S-bahnの専用機は灰色にオレンジの帯、試験塗装(赤/白帯/黒)、ルフトハンザ色があります。
後にOrient Rotを経て、この模型のVerkehrs Rotになりました。
V.Rotは103や110.3のような流線形機には、あまり似合わないような気がしますが、111はまあまあではないでしょうか?
DBAGの時代になって、全面広告機も登場しています。
三代目製品は二代目と比べ、パンタ、手摺、屋上配線、ワイパーなどディテールが細かくなっています。 ワイパーの別付けは効果がありますね。
ROCOのスタンダードの動力。
いつも通りとても静かにかつスムースに走ります。
台車も良くできていると思います。
ドイツの電機は111あたりからそれまでの曲面状の前面から角ばった前面に変わったのですね。
一番よく見る角度からの写真です。
111は複雑な形状ではないせいか、どの会社の製品も似ているように感じます。
大昔、撮影した写真と見比べてください。
それでこの製品、2002年に購入したのですが、2007年に開けてびっくり、塗装がやられていました。
きちんと紙でくるんでおいたのですが、だめでした。
この写真では全くわからないのですが、明らかに艶の違うところが出てしまったのです。
正直、参ってしまいました。
2012/11/2 記
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