大ショック……、安価なHOj動力改造 無惨にも失敗に終わる
安価なHOj動力を求めたチャレンジでしたが……、見事に失敗しました。

前回の記事通り、TOMYTECの鉄コレ動力TM-TR07を改軌しましたが、改造のネタになる車両が到着したので、早速取り付けてみました。
今回、こちらを使いました。
なかなか好ましいスタイルですね。
客車は別として、機関車のみHOjにしようと思います。

改軌に伴い、元々の台車レリーフは使えなくなってしまうので、少し幅を広げました。
そのまま被せると車体が低くなってしまい、ホームで乗務員ドアが開けられなくなってしまうので、少し車高を上げました。
完成しました!!
連結器が低くなってしまうので、開口部をやや削りましたが、それ以外はほとんどオリジナルです。
なかなかいい感じだと思いませんか?
それで、待望の新運転ですが……、結論から言いますと、大変がっかりな結果でした。
今回のチャレンジにおいては、TM-TR 07だけで走行テストを念入りに行いましたが、前回記事通り、少し揺れる傾向にありました。
これは恐らく車軸スリーブ部が真円になっておらず、また芯が出ていないためと思われます。
でも、このくらい揺れるのは時々ありますので、あまり気に掛けませんでした。
ところが……、車体を取り付けてびっくり。
揺れるなんてもんじゃありません。
もうゆさゆさなんです。
よく遊園地にある、わざと揺れる車のようです。
これには驚くとともに、本当にがっくり来ました。
でも、ここまで作ったので確認しました。
前回記事通り、TM-TR07はこのような構造であり、カバーを外した右側でわかるように、軸受部が通常、車輪スリーブになっています。
しかし改軌に伴い、この部分は車軸がむき出しになって、段差がついて軸受で動いてしまうので、プラ製のスリーブを取り付けたのは前回記事通りです。
車軸のアップです。
確かに完全に同一径ではありませんが、少なくとも車体の極端な揺れのような凸凹はありません。
円周方向。
プラ製のスリーブには、あんなひどい揺れを起こすような芯ズレはないように見えます。
これはギア穴も同様でした。
車輪を外してみました。
1.2mmφの真鍮製車軸が、ひん曲がっているようには見えません。
車輪はTOMIXの機関車用ですし、ゴムタイヤも問題ありません。
と言うか、あんなに揺らすのは難しいでしょう。
色々調べたものの、原因がさっぱりわかりませんでした。
症状としては低速時の揺れが最も酷く、新幹線並みの速度では、あまり揺れません。
またカーブよりも直線の方が揺れてしまいます。
前回の記事通り、今回のチャレンジはTM-TR07が車端軸受でなく、軸中央部での直接支持だったからこそ行ったのですが、スリーブのごく僅かな誤差でも大揺れになってしまうのですね。
共振でしょうか。
改めて鉄道模型の難しさを思い知った次第です。
それにしても、プラ製の中空ギア軸があれば、こんなに苦労することもないし、揺れないのでしょうね。
TM-TR07の性能は思いの外高く、写真の重い珊瑚の真鍮製ワフを牽いても快調に走りますし、三点支持なので集電も問題ありません。
それゆえ、苦労が全く報われず、心底がっかりしました。
2024/12/9 記
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