Nゲージ スイス国鉄 SBB 国際特急TEE用電車 RAe II ”Gottard" (KATO K11400) 入線

 このたび偶然にも入手致しました!!

 1960年代、颯爽と登場したSBBを代表する多電源対応の国際特急TEE用の優等列車です。

 電車のような形状をしておりますが、電動車は1両のみですので、動力分散型の電車とは違います。

 KATOのRAe II は、実は相当古い製品です。

 そしてともかく高かった。

 1980年代になんと39,800円?!もしました。

 確かEF65が3,500円の時代です。

 今では閉店してしまった伊勢崎のエルホビーに、並んでいたのを見たことがあります。

 もう30年以上前の話です。

 欲しかったですが、上記の通り、とても手が出せるような価格ではありませんでしたし、それ以前に売り物ではなく、店主のコレクションでしたね。 

 それでこちらですが、入手したのは当時のものではなく、箱が写真になっている最新版でした。 

 2007年?に再販されたKATOのRAe IIは、単なる再生産ではなく、種々、現行仕様に改善されておりました。

 初代製品は特殊な通電カプラーになっており、連結しないと走らなかったのですが、こちらは構造が見直され、中間の動力車単体でも走れるようになっていました。

 その他も改良されており、前尾灯、食堂車のテーブルランプはLED化され、なんとスナップ台車、黒染め車輪になっていました。 

 昔の製品は原型仕様でしたが、こちらは保存機仕様のようです。

 さっき調べて初めて分かったのですが、保存機はその後のECへの改造による動力車のドアの

追加(上写真右側のドアが追加されたもの)、また制御車へのアンテナ追加等の形態変化があるようですね。

 個人的には現役仕様の方が良かったのですが。 

 価格ですが、はっきり言って相当安かったです。

 と言うか、そうでなければとても手を出させませんよ。

 程度は決して悪く無いと思いますが、最初、動力車は渋くて、よく走りませんでした。

 調べたところ、車輪の汚れがありましたので、清掃した結果、何とか走るようになりましたが、現行のカトー製品のようなスムーズな走りではありません。

 動力車の構造は、初代の185系のような一台車にウォームが2個ある大昔のもののままだからかもしれません。

 更に調べたところ、どうも台車の回転が渋い感じがしましたので、車体から外してみました。

 その結果、台車の集電板が当たる部分(上黄色丸印)に異物が付着していました。

 古いKATO製品には時々ありますが、腐食したのかもしれません。

 異物を落とし、集電板を磨きましたが、目立って改善は見られませんでした。

 

 それで、欧州型のNは全面撤退したので、今更本格的にやるつもりはないのですが、なんで今回手を出したかと言いますと、私はLimaのRAe IIしか持っていないからです。

 なんで、こんな有名車両を持っていないのかと思われるかもしれません。

 実は欧州では日本でも有名な車両の模型は存外、入手が難しいのです。

 その割には誰も知らないようなマイナー車両がバッティングします。

 グラスカステン、バイエルンのローカル2軸客車(複数形式)

 日本人の私には理解できません。

 

 そう言うわけで、私が知る限り、昔、日本で一番有名だったスイス国鉄の車両であるSBB RAe IIのHO模型は、超高級ブラス製品を除くと、下記だと思います。

 

1)Metropolitan 7200 発売年不明 

 一番最初に模型化された製品だそうです。また、とても高価で簡単に手に入れられるような代物ではなかったとか。

 いずれにしても超レアアイテムであり、私は実物を見たことはありません。

 同時期に発売された同社のSBBの客車と同様、珍しい樹脂製ボディだそうです。製造はポケール??

 ただし、樹種の質が悪く、経年で収縮してしまうとか? 詳しいことはわかりません。

 

2)Lima 149812(基本セット) 1986年

 

 当時のLimaとしては良い出来ですが、流石にそれから40年が経過した現代では見劣りします。

 Limaが潰れたので入手しにくいモデルになりました。Rivarossiからも再販されましたが、こちらも入手難です。

 私が持っている初代製品は、動力車が何故か片側車輪からの集電で、反対側の極がT車から集電するというなんとも不可解な構造であり、連結しないと走りません。

 更に連結方向が決まっていて、間違えると走りません。

 接点を兼ねた連結器も今日のピンコネクタと違い、保持力がなくすぐに解結してしまいます。

 

 更に、塗装が弱く、発泡スチロールで侵されてしまいますし、もっと良くないのがモーターであり、全く持って非力です。

 フライホイールもついていますが、全く役に立っておらず、まともに走りません。

 あまりにひどいので、私は先年生産中止となってしまったCanon EN-22に交換したところ、走りは見違えるようになりました。

 本製品は問題だらけですが、中でも一番の問題は、車軸の走行ギアが経年で破断してしまうことです。

 これは当方が保有した基本セット2個ともで破断しましたし、他でも同様なトラブルを聞いていますので、特殊な事例ではなく、当時のLima製品では実によく発生する典型的なトラブルです。

 詳しくは当方別稿を見ていただければと思いますが、根本原因としては、ギアに使用している樹脂の材質が劣悪なのと、歯数が10枚と少な過ぎてギアの厚みが薄くて、強度が低いことが原因であり、要は設計力も製作力も欠如しているということです。

 実際、HOの機関車で10歯を車軸に使っているメーカーなんて見たことありません。

 おまけに車軸は2.4φもあるのですから。

 なお、本製品は途中で改良されているとも聞きましたが、詳しいことはわかりませんでした。

 Rivarossiはデジタル対応の多点電気カプラーになっているようです。

 もっともLima製品を引き継いだRivarossiにおいてもギア割れはよく起きますので、期待はできないでしょう。

 

3)LSM 2013年?

 こちらも見たことがありません。

 天賞堂の店員から聞いたところでは、とても繊細とのこと。

 何でも箱から出しただけでステップが折れてしまったそうです。

 同社の常で再生産は行いませんから、入手は絶望的でしょうし、ものすごく高いと思います。

 

4)Mae/TRIX 2007年代

 同社得意のダイカスト製。素晴らしい質感を誇ります。

 ただし、ショートスケールですし、手抜きも散見されるようですね。

 今まで都合、3回発売されたと思います。

 最初は登場当時の5連で、簡易サウンド機です。モーターはCサイン

 2回目は灰色塗装のEC仕様6連 こちらも上と同じ

 3回目はTEE塗装の6連。mfxフルサウンド、モーターも今の標準型です。

 初回はヤフオク等でよく見ます。

 感じは素晴らしいですが、ショートスケールは気になります。

 私的にはCサインには大いに不安が残りますし、縦型の電気コネクターで連結しているので、カーブでは幻滅します。

 この点は6連タイプも基本的に同じようです。

 同時期に発売された VT10セネターや、VT 11.5に比べるとなんともお粗末に感じますね。

 なお、TRIXは上記3種類を全部出していないのかもしれません。

 昔は欲しかったですが、デジタルは破損が怖いので、今は安いのがあればと言った感じですかね。

 

 と言うことで、私はLimaしか持っていないので、今回KATOが入手でき、とても嬉しいです!!

 

 

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