鉄道模型 アメリカ形はよくわかりません…… NS GE Dash 8-40C (Bachmann 85055)

 今回は先日入手したジャンクの中の一台について記したいと思います。

 それがこの黒い機関車なのですが、そうは言うものの、アメリカ型は殆どわかりませんので、調べてみました。

 その結果、NS (Norfolk Southern)鉄道のGE Dash8-40Cであることがわかりました。

 GEはディーゼル機関車メーカーとしては後発ですが、Alcoなどかつての有力なメーカーがどんどん撤退してしまった今、EMDと並び世界最大の機関車市場であるアメリカを2分する大メーカーに成長しました。

 こちらのDash 8-40Cは4000馬力の電気式ディーゼルであり、1987~1992年の間、585輌が製造されました。

 NSでは89輌が運用されましたが、2017年までに引退したそうです。

 以上、Wikipedia GE Dash 8-40Cより。

 Bachmannの製品ですね。

 品番:85055

 

 見ての通り、良く出来ています。

 

 KATOのディーゼル機よりも細部は勝っていますね。

<各部のディテール>

 ステップまで塗り分けられています。

 

 台車も細かいですね。

 

 

 今回分解する必要があり、キャブを外してみました。

 

 ワイパーなど細かいですね。

 

 走りの方はKATOほどスムーズではなく、走行音が高いし、動きがぎくしゃくしました。

  分解して整備しましたが、足回りの構造がKATOに似ており、中空軸に両側から車輪を挿入する形になっていますが、KATOに比べると、ギアが貧弱に見えます。

 それよりも問題なのは、車輪が空回りしたことで、もしかしたら軸が割れているのかもしれません、

 中空軸にはこの問題があり、BRAWAやAthernなど中国製の中空軸には経年劣化で割れてしまうものが多いです。

 こちらも中国製ですし、あくまで見た感じですが、プラの材質が安っぽく見えるので同様かもしれませんね。

 その点、KATOの中空軸は私が経験した範囲では一度も割れたことはありません。

 しかし交換しようにも歯数が違うためできませんでした。

 仕方ないので、車輪を軸に接着しておきました。

 それで今回写真を撮るために確認したところ、以前よりさらにギクシャク感が増してしまいました。

 この製品は上写真のように、車輪の両側の軸から集電しています。

 この車輪の当たる場所に金属板があり、それと接触することにより集電します。

 しかし、特に両端の金属板は小さく、またこの金属板が台車に固定されているおり、車軸が上下に動くと、接触が切れてしまうため集電が悪いのだと思われます。

 集電板を掃除しても改善が見られなかったので、今回思い切って、薄い銅板を使って集電板の面積を増やしたところ、集電性が格段に向上し、途中で止まることもなくなりました。

 あとこの動力にはKATOのEF62初期型と同様の問題があります。

 それは、こちらは中間車軸のギアで両端の車軸に伝達しているのですが、中間車軸が上下動しすぎるため、ギア飛びが発生し、異音が出たり、最悪ギアが外れてしまうことがあるのです。

 当方のは後進時に1軸が空転してしまう問題がありました。

 そこで、当方の以前の記事のEF62と同様、プラ板で中間軸の上下の動きに制限を加えることにしました。

 幸いなことに、改善されたように感じます。

 いずれにしても、こんな感じですので、走りの方はKATOやTOMIXのよりは相当落ちます。

 

 上記の通り、ディテールは細かいです。

 HOにおいても、KATOよりも最近の中国製機関車の方が勝っていますね。

 しかし、Nにここまで必要かどうか、私は判断しかねます。

  

 前部の連結器が欠品でしたので、手持ちを取り付けました。

 このように極小のねじを多用するのは中国製の特徴です。

 ということで何とか使えるようなりました。

 

 そこで本題ですが、この機関車、ジャンクで入手したので、本体以外に何もありません。

 しかし見てわかりますように、キャブのサンバイザーと、窓前部の何か(バタフライスクリーン?)が欠品です。

 それでバイザーですが、私が調べた限り、Dash 8 40-Cにはバイザーのないものもあるようです。

 普通Nでこの部分をユーザー取付にすることはないと思うのですが(アメリカ型はわかりませんけど……)、おそらく車番によって取付部品を変えているのではと思います。

 しかし、ネット検索ではNS 8647号機の実車の写真を見つけることは出来ませんでした。

 こちらにありました。

 バイザーあり、窓の前方は折りたたんだバタフライスクリーンでしょうか?

 

 当方ブログに何度も書きましたように、欧米では個人ページで模型を紹介することが皆無と言ってよく、こちらの模型の情報もいつも通り、デッドリンクばかりで殆ど役に立たないebayと、販売店のものしかありませんでした。

 この手には添付部品の写真はないか、あっても不鮮明でよくわかりません。

 この模型情報のあまりの少なさが、欧米型模型の最大の弱点だと思います。

 そして私がブログに多数の写真を掲載している最大かつ、唯一の理由です。

 ともかく情報がないのです。

 であれば、私にできることはこれしかありませんので、

 

 話は外れましたが、この模型に関し情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、大変お手数ですが、どうかよろしくお願いします。

 いずれにしても部品はないので、自作するしかないですね。

 ぼちぼちやることにします。

2023/11/25 記

 

 

 

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