さて、2023年はどのように楽しみましょうか?
新しい年が始まりました。
さて、今年はどんな模型ライフを楽しみましょうか?
やっぱり主力の欧州型HOでしょうか。
それとも、走行環境が出来て、30年ぶりに小さなブームを迎えたHOmかな。
私の中では、今までほとんど忘れられた存在だったHOeかも。
もちろん、16番や日本型N、アメリカ型Nだってありますよ。
過去には僅かですがIImやZもありました。
OやOO、HOn3にだって興味はありますよ。
いつも書いていますが、ほんとそれぞれに良さがありますよね!!
だから本当はどれも捨てがたいです。
場所とお金があるのなら、全部持っておきたかった。
でも私の場合、それは絶対に無理な話です。
どれかをやるなら、必ずそうではないどれかを諦めざるを、そして手放さざるを得ませんでした。
残念ですが。
これは殆どの方が、同じではないかと思います。
1/87模型の比較。
左からÖBB 2095(軌間 760mm)、ÖBB 1116(軌間 1,435mm)、JNR EF66 (軌間 1,067mm)
さて上記のように、一口に模型鉄道と言っても、それぞれ良さというか、特徴があります。
また明確な違いもあります。
これらから、選択する際の判断基準としては、
・16番やOO、日本型Nの軌間は車体の縮尺と異なる
・誤差という観点から、1/80と1/87は同列に比すべきではない
という定量的なものもあることにはありますが、殆どの場合、そうではない定性的な、すなわち個人の趣向によるものが多いのではないでしょうか?
人により、大切にする部分が異なります。
趣味人は誰しも、自分推しの模型を優位に思いたいところですが、そういうものではないと私は思います。
実際、私は欧州型HOが好きですが、長年、このジャンルを扱ってきた人間としては、模型としての欧州型HOには大変優れた部分がある一方、明らかに問題となるというか、感心しかねる点も実に多いと思います。
当方の以前の記事の通り、決して誰にでもお勧めできるものではないと個人的には思っています。
それはアナログとデジタル、二線と三線も全く同じであり、どれにも利点と欠点があると思うのです。
更に大切なことはその「利点」や「欠点」は、みんなが同じこともありますが、人により異なることも多いのです。
ですので、全く性格の異なるHOと16番、Nを比較して、「我こそが勝っている」なんて優劣をつけたがる風潮がありますが、それは個人の感想に過ぎません。
少なくとも定量的ではない、個人の価値観を他人に強制すべきではないでしょう。
ただし日本型1067mm軌間の「スケールモデル」としては、1/87 12mmの方が1/80 16.5mmよりも優れているということは間違いなく言えると思います。
これは個人の価値観ではなく、スケールという「明確な基準」を用い、誤差を数値化し、比較しておりますので。
そういう意味で「比較する際の基準」が明確になっている場合、明らかに優劣は存在します。
しかし大切なのは、人により、この基準が異なるということです。
と言うよりは、あまたある基準の中で、重視する項目が人により異なると言った方が、正しいのかもしれません。
そしてこれこそが、好き嫌いなのでしょう。
ですから仮にAさんが、16番が好きだとしても、それはAさんの基準を総合して判断した結果です。
その気持ちは何よりも尊重しなくてはならないと思います。
スケールモデルがそうでないモデルよりも偉いなんてこともないと思います。
軌間のがに股が気にならないのも、その人の自由です。
と同時に、私のように、どうにもがに股が気になって、更には欧州型と比較したいので縮尺が合致する1/87の入手可能な日本型を待ち望んでいたという気持ちも、同意する必要はないですが、尊重して欲しいです。
そして、いちばん大切なことは、Aさんにしても、私にしても、まず相手を尊重し、自分の気持ち、すなわち価値観を押し付けてはいけないと思うのです。
上記のように、自分推しの模型を優位に思いたいのは誰しも同じでしょうが、それは自分の価値観ですので。
結局、何を選択するかって、その人が何を模型鉄道に求めるかで決まるわけで、十人居れば十人違って当たり前。
そこには優劣なんかありません。
あくまでその人の価値観であり、尊重しなくてはならない。
好き嫌いや価値観は決して他人に強制してはいけないですものね。
まあそれ以前の話、まさしく今の私のように、いくら良いなと思っても手が出ない今のHOjなんか趣味には出来ないですけどね。
ただ、模型の世界って思いの外、幅広く、そして深いと思います。
そういう意味で、広い視野を持っていろいろなものを見ると、それぞれの良さや欠点が見えてくると思うのです。
ですので、私は実際には手を出せないにしても、いろいろな模型についてもっとよく知りたいです。
あくまで個人的な意見に過ぎませんが、この世界には、自分のジャンル以外には全く興味が無いという人が多いような気がします。
もちろんそれも自由ですし、強制はしませんけど、実際、知らない世界にはいろいろな発見があって楽しいですよ。
色々知った上で、自分に一番合ったものを探すのも悪くはないような気がするんですけどね。
それで今年の私ですが、後日顛末をブログに書こうと思いますが、実は新年早々、頭から冷水を浴びせられましたが、HOmが静かなブームです。
上記の通り、HOmはもう30年以上前に少しだけ集めました。
しかし、当時は道床のないBemoのレールしかなく、うちで広げるには不都合であり、また330Rとカーブがきつくてイマイチだったことから、あまり使われなくなりました。
その後、もう20年くらい前になりますが、IMONの730Rのオーバルレールセットを今はなきEGSで買いました。
このレールは大変な優れものですが、上記の通り、Rが大きすぎて、うちでは広げるのが困難なんです。
ところが昨年、ある車両を格安で入手し、レールを広げてみようと思ったところ、直線を何本か買い足せば、うちの常設の単純オーバルの外側に線路を敷設できることがわかりました。
私にとって、走らせられる環境があるというのは一番大きい。
これがきっかけでしたね。
左からHOe 9mm、HO 16.5mm、HOm 12mmです。
車体の縮尺は全て1/87ですから、軌間の差異は思いの外、大きいのがわかると思います。
ナローってすごく憧れていたんですよ。
もともと762mm志向でしたが、模型として見たときに1000mm軌間のHOm 12mmって、何と言うのかな、大きすぎず、また小さすぎず、ちょうどいい大きさなんですよね。
またIMONのレールは半径が大きくて、また比較的電圧降下が少ないようなので、実にスムーズに走るんです。
これはBemoの動力が優れていることもあるんですが。
またジョイント音がいい感じに響くんですよね。
もう35年以上前に買ったクロコです。
塗装の痛みがかなりありますが、ぱっと見、いい感じでしょ?
軌間の問題があるので、KATOは出せないでしょうね。
そんな12mmですが、私にとって最大の問題は価格です。
はっきり言って欧州型HOに比べ、相当高いです。
それも今、積極的に活動しているプラ製品のメーカーはBemoしかないので、中古市場のタマ数が少なく、相場もずっと高めです。
おまけに日本では嗜んでいる方がそれなりにいらっしゃるようで、競争も激しいですし。
そんな私にとって心強い味方は、KATOです。
はい、HOmではありません。
Nmでもなく、9番とでも言うべき、1/150 軌間ノンスケールモデルです。
でも何と言っても、軌間にさえ目をつぶれば、この出来でこの価格(とは言っても私にとっては相当高いです)ですから。
こちらのアレグラなんか、Bemoの1/7の価格ですからね。
たしかに私は軌間の広さが気になりますが、そんなこと言っても、模型鉄道趣味は手が出ないんじゃ趣味にはなりません。
また1/160の欧州型は全部手放したので、比較するものがないので、1/150は苦にならないということもありますね。
mゲージの模型に関しては、HOmは気長に中古の出物を探し、Bemoが買えない車両はKATOを揃えるといった形になりそうです。
あとは主力の欧州型HOかな。
こちらはここ数年、急増してしまいましたので、今年こそは減速に転じる必要がありますけど。
今まで何度も同じ失敗を繰り返したので、手を広げすぎないように十分注意したいと思います。
とは言うものの……、難しいだろうな。
ただし、誰にも強制しませんし、同意も求めないですが、私にとってのデジタルシーズンは終了しました。
私の場合、栄えたり、衰退したりの繰り返しですが、デジタルに関しては、まず再開することはないと思っています。
というわけで欧州型HOは、増備だけでなく、三線デジタル機中心に少し手放そうと思っています。
それでHOmとHO欧州型に注力しようと思うので、16番やNは休業予定です。
とても全部は無理ですし。
むしろある程度、手放さなくては手が回りません。
あと今年こそこちらを完成させないと。
IMONのHOjのワム50000。
キット価格、何と1540円です。(車輪付、カプラー、インレタなし)
Nよりもずっと安いので、みんなで買って組み立てましょう!!
って私は回し者じゃないですよ。
後は黒塗装、インレタ貼りですので。
これが出来たら、もう1台とトラ6000も待ってます。
HOjの機関車……、それ美味しいの?
そうそうもう一つ、夢があって1/87の日本型 鉄道車両 金属モデルコレクションを動力化してみたいです。
今、予告されているのでは、キハ40がもっとも、動力化に近い気がしますので、密かに狙ってるんですが。
ただ、最近は競争が激しいので、ゲットできるかどうか。
それにせっかく車両が手に入っても動力化の部品が手に入るのかもわからないですし。
と言うことでいつも通り所々脱線しましたが、実を言いますと、模型どころではないって話もあるんです。
だからこそ、少しでも希望を持って楽しみたいですね。
まあ結論から言いますと、出来るものしか出来ないということなんですけどね。
終わってみたら全然違うことになってたりして。
ということで、極めて個人的な意見でした。
長々と駄文を読んでいただきまして、ありがとうございました。
どうか皆様の模型ライフが充実した一年になりますように!!
2023/1/6 記
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