ROCO n-Wagen 床下機器修理

 昨日、曲がっていると言う結果だったROCOのBmb 719ですが、箱の出し入れをするだけで、床下機器が曲がってしまいます。

 これでは早晩、折れて紛失してしまうと思い、修理することにしました。

 まずはグラグラする床下機器を折ってしまいます。

 まずは床下機器の支柱から穴あけを行います。

 写真がボケてすいません。

 床下機器はうまいことに柱の中央が凹んでいますので、割りと位置決めが楽です。

 わかりにくいですが、支柱の真ん中が凹んでいるのがわかるでしょうか?

 これはこの個体特有ではなく、今回、真鍮線修理を行った4両とも同じでした。

 要はプラの材質に展延性があるのでしょう。

 またこの材質だからこそ、紛いなりにも修理ができたと言えます。

 経年で樹脂の結晶化が進んでガラスのようにもろくなる一部のFleischmann製品では考えられません。

 0.3mmドリルで支柱にまっすぐに穴を開けますが、これが難しいです。

 今度は車体に穴を開けます。

 支柱と違って、車体は出っ張りが残ったところが穴の位置になるので穴あけが大変です。

 そのままではポンチも打てないので、デザインナイフで山を少しだけ削ります。

 この際、削りすぎると隙間になってしまうので、注意が必要です。

 車体のほうが開けやすいように見えますが、さにあらず。

 0.3mmドリルは折れやすいので、実にやりにくい作業です。

 穴あけ完了。

 左は位置がずれてしまい、開けなおす羽目になりました。下手ですね。

 しかし、こんなことができるのもプラの材質が非常に良いからです。

 Fleischmannのような脆いプラでは、絶対にこんな真似はできません。

 写真は進んで修理完了しています。

 実際には車体側に真鍮線を植えてから、床下機器を慎重にはめます。

 この理由は支柱に無理な力を食わたくないからです。

 車体に0.3mm真鍮線を植えるのは、支柱と同様、無理な力を加えないように、ホーザンのリードペンチを使って慎重に行います。

 下から見た図。

 割と平になっていると思います。

 床下機器が僅かに車体側面側に寄ってしまったようにも見えますが、実際にはそうでもありません。

 今回修理した4台では一番うまくできたと思います。


 何れにしてもこんな修理はしたくないですね。

 完全に時間の無駄ですし。

 今回は本当に参りました。


2022/8/26 記



 

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