緊急報告 ROCOの n-Wagen の床下破損!!! お持ちの方は総点検をお勧めします
先日、某所でROCOの n-Wagen を購入しましました。
Ep. 6は我慢していたのですが、たまたまお手頃なものが出たので。
で、購入前に下記の情報を得ておりました。
そうなんです。
床下部品がポッキリと折れていたのです。
でも、これならなんとか修理できると思い、購入いたしました。
それにしても普通、このようなネガティブ情報は教えてもらえないことが多いのですが、今回は助かりました。
この場を借りて深く御礼申し上げます。
さてこういう破損ですが、皆様はどう対応されますか?
やはり簡単に治すなら接着でしょう。
でも、強度や耐久性が心配ですし、何よりも完成品の場合、周囲が接着剤で汚れてしまう危険が大いにあります。
そこで今回、支柱に0.3mm穴を開け、真鍮線を通し修理しました。
大変面倒な作業ですが、上手く行けば接着剤は不要ですし、何よりも強度が飛躍的に上がり、また耐久性も申し分ありません。
ただし根が器用ではない上、老眼で近くも見えにくいので、下から見るとやや曲がってしまいました。
それにしても自分でもよく支柱に穴が開けられたと思いましたよ。
何れにしてもこれで安心できる……、はずでした。
それで今日、写真を撮ろうと思い、改めて箱から車両を取り出したところ……、苦労して修理したはずの床下機器が曲がってしまっているではありませんか!!
いくらなんでも取り扱いには十分注意したはず。
おかしい。
更に確認してわかりました。
この製品はROCOの高級仕様ですが、同社の最近の高級仕様製品には、写真のようなブリスターのカバーがついているのですが……、なんと、このカバーに床下機器が押されて曲がってしまっていたのです!!
何故か上写真のようにブリスターのこの部分が出っ張っています。
この出っ張りは相当大きいので、箱の上に何か重ねたら、床下機器は、曲がるだけではなく完全に折れてしまうのです。
では、なぜこんな事故が起きたか。
そうなんです。
箱に入れる車体の向きが間違っていたことが原因だったのです。
反対に入れた場合、この場所には干渉する床下機器は何もないため、問題にならないのです。
でも、私が知る限り、ROCOの箱や説明書には、車体の向きの指示や、注意などという記載は全くありませんでした。
これには正直言って、まいりました。
と共に、うちにはROCOのn-Wagenが何両かあります。
これには青くなりました。
慌てて点検すると、案の定、同様な被害が多数見つかりました。
ブリスターのあるn-Wagen 7両のうち、床下機器が上のように完全に折れていたものが 3両、曲がっていたものが1両、奇跡的に大丈夫だったのが3両でした。
一方、ブリスターのない3両は被害がありませんでした。
ただし、折れた床下機器が何とか繫がっており、紛失していなかったことは不幸中の幸いでした。
こういうのは時を逃すとやらないので、取り急ぎ、上と同様の真鍮線による修理を行いました。
しかし、何とか取り付けることはできたものの、やはり箱は少し曲がってしまいました。
不器用はどうにもなりませんね。
それとともに、家で保管するには何の役にも立たない諸悪の根源のブリスターは捨てました。
しかし、なんでこんなばかげた箱にしたのでしょうか?
車両を箱に入れる方向なんかどうでもいいはずで、わざわざ車両が壊れるようなブリスターを使う意味なんか、私にはさっぱりわかりません。
第一、車体を入れる方向など、どこにも記述はありません。
欧州型の箱には時としてこのようなユーザーを馬鹿にしたとしか思えない箱があり、私も何度かひどい目に遭いました。
少なくとも私が知る限りでは、この情報はどこにもありません。
よって取り急ぎですが、報告させていただく次第です。
ROCOのn-Wagenは単価も高い高級仕様です。
こんな最低なことで壊れてしまっては、泣くに泣けません。
本製品はADE、Lima以来の待望のフルスケールであり、お持ちの方も多いと思います。
大至急点検・確認されることをおすすめします。
2022/8/25 記
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