ドイツ連邦鉄道 DB 職用車 Nürnberg 1898 (Märklin 46041)

 今回はドイツ連邦鉄道の職用車Nürnberg 1898を紹介します。

 Nürnberg 1898は、DWVのVerbandsbauartのA 7に定められているKlappdeckelwagen です。

 Klappdeckelwagenとは、可動蓋付き貨車とでも訳すのでしょうか?

 ドイツ語の和訳は難しく、今更ながら明治の先達の凄さを感じますね。

 名前の通り、天面に6箇所の可動式のハッチを装備し、更に側面にも両開きのドアを装備しています。

 この当時の貨車としては珍しく、車体は金属製になっています。

<A 7 主要諸元>

 バッファ間距離:7.3/6.6m (ブレーキハンドルあり/なし)、軸距:1918年以降 3.5m、空車重量:9.5/10.3t、積載荷重:15t

 1913年から1926年まで、約5.000両が作られました。

 日本では見ることのない形状のこの貨車は、湿気や日光を嫌う荷物、石灰やセメント、カリなどの輸送に使われました。

 Kalkwagen (石灰車)とも呼ばれています。

 ただし、天面のハッチが小さすぎて不便だったこと、荷卸がしにくいこと、そして小型で積載量が小さく、また軸距が小さくて最高速度が低いことから、やがて重力卸下式のホッパー車にとって代わられて過去のものとなる運命にありました。

 実際、Klappdeckelwagenは、Verbandsbauartの後のAustausch Bauart では1,000輌以下、またその次のGeschweißten Bauart ではわずかの生産にとどまりました。

 恐らくですがそれ以降は製作されていないと思います。

 なお、DRにおいては戦後も大型化した同様の貨車が作られました。

 型式は邦有鉄道:K、Km、DRG K Elberfeld、1930年以降 K Wuppertal、DB K 15となります。

 A 7は、プロイセン王国邦有鉄道標準図 IId4に準拠して作られました。

 見分け方として、こちらの模型のように屋根が後方に傾いている閉鎖式ブレーキ室を持つのがA 7、開放式のブレーキ室を持つのが IId4との記述がありました。

 また初期の軸距は3.0/3.5m(ブレーキハンドルあり/なし)でしたが、1918年に3.5mに統一されたそうです。

 A 7の模型ですが、Märklinが発売しているものが唯一でしたが、最近Brawaからも出ているようです。

 こちらのMärklinからは貨車から職用車に用途変更された姿になっています。

 側面には、「鉄道公用レールクリーニング・廃棄物処理 ニュルンベルク鉄道総局」なんて書いてあります。

 黄色だけではなく、職用車の色である緑色のものも出ていました。

 職用車だからでしょうか、レールクリーナーになっているのが面白いです。

 このレールクリーナーですが、2線対応で、センターレールのクリーニング機能はありません。

 ROCOの同種の車種とは異なり、硬めのフェルト?で表面をこする方式です。

 レールを削らないのは良いですが、洗浄効果は低いです。

 よって、うちではLiliputの溶剤を含ませたフェルトの車と併用しています。

 同社からは茶色の貨車も出ていたようですが、セット売りだけかもしれません。

 このあたり詳しい方のご教授をお願いします。

2010/7/4 入線

2022/5/15 記



↓当方HPです。こちらもどうかよろしくお願いします。

db103rheingold.web.fc2.com

 

↓当方も参加しております。実物、模型などいろいろな鉄道ブログがあります。

是非ご覧になってください。

人気の投稿