続報:KATO 16番のコキ104にTOMIXの大型コンテナを載せるが失敗……
昨日の段階では実車の情報は得られませんでしたが、その後、問題の部分につき大変詳細に調査されているHPを見つけました。
こちらのページですが、ただただすごいです!!
写真を転載できませんので、詳しくはリンク先を見ていただくとして、結論を急ぎますと、KATOのコキ104の端部形状は完全に間違っています。
すなわち、確かに実物は中央部に鉄板が貼ってありますが、KATOの16番製品のように大げさなものではなく、高さは僅かなものです。
この鉄板の厚みは、実測できていないので正確ではありませんが、実物でも8mmくらいに見えます。
更に言うならば、中央部の鉄板の上部高さは、側梁の上部と一緒に見えます。
つまり、実車写真からわかるように、コンテナの中央が鉄板に当たるのではなく、コンテナの足が側梁の上部に載っかるわけです。
端梁上端は側梁上端と同じではなく、少し下がっています。
KATOのアップ。
中央の鉄板が異様に盛り上がっていることがわかります。
実物の鉄板の厚みは一定ですが、KATOは端に行くに従って厚さが増しています。
こちらのほうが盛り上がりがわかりやすいですね。
TOMIX。昨日の記事では面一と書きましたが、実際には中央の鉄板も表現されています。
上記サイトの実車の写真と比べると、こちらの方が圧倒的に正しいことが確認できました。
それで何でKATOがあんな実車とはかけ離れた構造になっているかと言うと、恐らく、カプラーの取り付けに原因があると思います。
KATOのカプラーはネジ止めなので、車体でネジの元を受ける必要があり、その厚さが必要なため、こんな構造にしてしまったのでしょう。
5tコンテナの搭載だけなら、ごまかせるわけですし。
空車ではおかしいですが。
あと、件の31ftを含め、コンテナの緊結金具と接する部分は、TOMIXの模型のようにツライチではありません。
考えてみればこの部分は別材なので当然ですが。
上記の通り、48A-3000はわずかに出っ張っているだけですので、面一と言っても、あながち間違いはないくらいですが、他のコンテナはこの部分がもっとはっきりと出っ張っています。
逆に言うと出っ張っているコンテナならば、KATOのコキ104に搭載できますね。
ということで、残念ですが、KATOのコキ104には、製品のままでは大型コンテナを2個搭載できないことが確認できました。
対策として、緊結金具の除去だけではだめで、車端部の異様な盛り上がりを削らなくてはなりませんが、この部分はカプラーネジの受けになっていますので、削ることもままならず難しいでしょう。
カプラーの取り付け方法から考えないとだめですね。
第一デリケートな場所を面一に削るのは非常に困難ですし、色も塗らなくてはなりません。
ということで、大型コンテナを2個積むには、TOMIXの再生産を待つしかないということがわかりました。
昨日も書きましたが、KATOは1個積みで楽しむことにします。
2021/8/22 記
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