ドイツ連邦鉄道 DB 大容量有蓋車 Glmms 61 189 274 (Märklin 48786)
今回は戦後ドイツを代表する大容量有蓋車 Glmms 61を紹介します。
ドイツの有蓋車は、伝統的に同じ積載荷重で、全長約10mの有蓋車 G (Kurze gedeckte Guterwagen)と、全長約14mの大容量有蓋車 Gl (Grosraumige gedeckte Guterwagen) が設定されておりました。
車体の大きさに係わらず、積載荷重は変わらないGl車は、かさばる荷物用に作られました。
こちらで紹介するGlmms 61は、全長 14.02m、積載荷重 26tの大型有蓋車です。
1961年から1966年までの間に10,660両が製造されました。
製造に当たり、一部の部品は他の古い貨車の部品を転用したそうです。
本車は、コンピューターナンバー化でGbs 254/Gbrs-v 254となりました。
しかしながら輸送形態の変化により、有蓋車は過去の存在となり、大量生産された本車も最後の一台が2007年に引退しました。
以上、dybas Die Bahnseiten Guterwagen の記事を参照いたしました。
大容量有蓋車は、一般の有蓋車に比べると数が圧倒的に少ないためか、案外模型には恵まれなかったように思います。
私の知る限りでは、Gbs 254は、ROCO、Kleinmodellbahn、Marklin の三社から発売されていたように思います。
頼みの綱のModellbau-Wikiでも、客貨車の記載はまったくもって不十分で、本車に関してもROCOしか記載されていません。
こちらはメルクリン製品です。
塗装といい、全体の感じといい、よく出来ていますね。
ただし、単品は入手しにくいのが残念です。
Gbs 254は大容量有蓋車の中では数が多いので、複数欲しいのですが。
レタもきれいですね。
こちらは、2001年の限定品´10 Jahre Wagenfertigung Sonneberg´に含まれる一台です。
「ゾネンベルクでの10年間の車両生産」と称したこのセットには、Ep. III時代の代表的車種が多数含まれるので、複数欲しいところですが、あいにく1セット入手しただけです。
ところで、このセットの名称ですが、ゾネンベルクは旧東ドイツ地区のはずですよね。
名称の由来がわかりません。ご存じの方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。
2005/10/27 入線
2021/5/15 記
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