DRG Personenzug Gruppenverwaltung Bayern (Märklin 26537)
今回は1920年代のドイツの国際列車を紹介します。
"Personenzug Gruppenverwaltung Bayern" とあります。
ドイツ国鉄バイエルン群管理局の旅客列車と言ったところでしょうか?
メルクリンの説明では1925年頃の設定(EP. IIa)のようです。
セットには電気機関車 EP 3/6と3軸客車が三両含まれます。
電気機関車 EP 3/6 20104号機。
元バイエルン王国邦有鉄道のEP 3形電気機関車です。
<EP 3/6主要諸元>
バッファ間距離:12,450 mm、運転重量:78.8トン/82.3トン[1]、摩擦質量:43.4t/51.3t[1]、最高速度:時速80kmm、連続出力:56 km / h時 480kW、動輪径:1100 mm
[1]暖房用ボイラー搭載時
1914/1915年に4両が作られ、1941-43年に引退しました。
本機はEP 3/6→EP 3となり、DRG発足後にE 36となりました。
当初暖房用ボイラーを搭載していましたが、第一次世界大戦の影響で、電気運転が一時休止した際に取り外されました。
こちらのメルクリン製品は、ボイラーを撤去した後の姿ですね。
以上、Wikipedia 独語版 Bayerische EP 3 より、引用、参照いたしました。
客車はいずれも王立バイエルン邦有鉄道のもので、1894~1896年にかけて製造されました。
荷物車 Pw3ü Bay 95 90 503 München
1/2等車 AB3ü Bay 94 29 001 München
1980年代の古いTRIX製品ですが、ご覧のようになかなかの出来ですし、レタリングは進化しているので見劣りしないですね。
3等車 C3ü Bay 99 29 532 München
サボには、München - Rosenheim - Salzburg とあります。オーストリアへ行く国際列車だったのですね。
Wikipediaによりますと、Rosenheim - Salzburgの電化は1927年とありましたので、メルクリンの説明文にある1925年というのはおかしいですね。
3等車がもう1両欲しいところですが、単品の設定はあったのでしょうか?
EP 3/6はもともとTRIX社の1985年初回発売の製品です。
同社からはバイエルン王国邦有鉄道時代の暖房用ボイラーを搭載した緑塗装の原型や、灰色のDRGなど、多数のバージョンが出ていました。
いかにもTRIXらしい、ごついながらも良く出来た製品に思います。
なお、こちらはmfxですが、サウンド機能はありません。
走行音が高いのでこれはこれで良いのかも。
2021/2/7 記
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