団体旅行列車 TUI Ferien Express A. C. M. E. 46002/3
過去記事(2019/11/16)の再録です。
今回は以前の写真からTUI Ferien Expressを紹介します。
昨今は状況が大きく変わっていると思いますが、かつてのドイツは昔の日本同様、観光地へのツァー旅行が大好きだったそうです。
日本と違うのは、旅行会社が自前の客車を持っていたことで、こちらの客車はTUI社が1970年代の終りに製造したものです。
DBとは違う独自の車両というのがすごいですね。
こちらによりますと、このFerien Expressは大成功を収めましたが、やがてDBがその事業に乗り出すと衰退し、こちらの客車もオランダ国鉄NSへ売却されるなどしたそうです。
牽引機はDB 110 423-1 (ROCO 63701)です。
ドイツ国鉄の主力急行旅客用電機でE 10.12を含め、約400輌が作られました。
こちらは流線型ボディの300番台車ですが、車体が更新されています。
原型車と違いは、フロントエプロン撤去、側面フィルターが独立化し、中央に窓設置でしょうか。
ROCOのBR 110.3は感じが凄くいいので、大好きなモデルです。
TUI Bcvmh 61 80 05-70 117-1 P (A. C. M. E. 46002/3)
空調付きの寝台車です。
TUI Bcvmh 61 80 05-70 123-9 P (A. C. M. E. 46002/3)
TUI Bcvmh 61 80 05-70 100-3 P (A. C. M. E. 46002/3)
TUI WGtmh 61 80 09-90 201-5 P (A. C. M. E. 46002/3)
バー/ダイニング車です。
DB Bm 234 51 80 22-41 176-4 ADE 3101
Ferien Expressはもっと長い編成のようですが、客車が入手できなかったので、一般の客車を増結しました。
寝台の方が良かったでしょうか?
DB Bm 234 51 80 22-41 176-4 ADE 3101
上と同じ車です。
DB Bm 234 51 80 22-41 176-4 ADE 3101
こちらは裾線のない初期のタルキス/ベージュ色です。青の色調も異なります。
でも車番は同じなんです。ADEらしくないですね。
DB 110 004-9 Lima HL 2003
上のE 10.3とは全く違うスタイルですが、こちらはE 10.0というE 10の試作車です。
001~005の5輌が製造されましたが、001は全く異なるスタイルです。
002~005のスタイルは似ていますが、電装系や動力系がそれぞれ異なるようです。
試作車は1979年に廃車になったそうなので、この組み合わせはまずなかったでしょう。
それでTUIの客車ですが、かつてROCO(Röwa?)から1/100モデルが発売されていました。
車種的には確か、上記の寝台車とバー/ダイニング車がありましたね。
a1/100とは言え、良い出来だったように記憶しています。
やはり特殊な車両ゆえ、その後が続きませんでしたが、A.C.M.E.が2000年代に入って発売しました。
同社の初期の製品ですが、なかなか良く出来ているように感じます。
なんと言っても1/87がいいと私は思います。
ただし、同社製品は再生産がないので、この4輌以外には入手できませんでした。
一度、昨年廃業したEGSで同じ4輌セットを見たことがありますが、私が買ったときよりは相当安かったので、買っておけばよかったですね。
なお、こちらのTUIの客車は、1985年のドイツ国鉄150周年記念大パレードにもBR 181に牽かれて参加しました。
2019/11/16 記
2020/12/16 再録
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