DB 急行用客車 UIC-X Ep. 4b

 過去記事(19/9/3)の再録です。

 

 今日も取りだめした古い写真から。

 DBのUIC-Xです。


  DB BDm 273 ROCO 44749

 UIC-X グループ ’63の2等/荷物合造車です。

 製造初年 1963年。163輌が作られました。

 140km/h仕様のステップになっています。


 DB Am 203.0 ROCO 44745

 同じグループの1等区分客車です。

 製造初年 1963年。144輌が作られました。

 車軸発電機付ですが、折り畳みステップです。


 DB Bm 234 ROCO 44746

 同じグループの2等区分客車。

 製造初年 1963年。200km/h仕様のBm 235と併せて、1,848両もの大量生産が行われました。

 DBのUIC-Xでは最多両数であり、ドイツを代表する客車と思います。


 DB Bm 234 ADE 3101

 上と同じ形式です。


 DB Bm 234 ADE 3101

 上と同じ形式です。

 ADEからは大量のバリエーションが発売されていたようです。

 こちらで紹介するうちのは両方とも中古で、恐らく、キット完成品だと思います。

 ROCOのBm 234とは車端ステップの形状が違いますね。

 ROCOの折り畳みステップは、後年の改造で確か200km/h仕様車に多く見られました。

 160km/h使用車でも折りたたみのもいるようですが。

 ROCOとADEでは車端の屋根形状が異なります。

 ADEの方が丸みを帯びていますが、こちらの方が正しいと思います。

 あと台車の精密さが全く違います。

 窓枠はADEが銀、ROCOがクリーム色ですが、これはどちらも存在したようです。

 しかしながら、これらの形態変遷についてまとまった資料を見たことがありません。

 日本ならこのような書物はたくさんあるのでしょうが、外国ではあまり注目されないのでしょうか?


 SNCF BB9303 ROCO 43560


 珍しくフランスの機関車に牽かせてみました。

 BB 9303は1980年代終わりの製品と思いますが、なかなか良い出来だと思います。

 いかにもフランスらしくてかっこいいですし、私は後年の塗装よりも、こちらの緑塗装の方が好きですね。

 走りの方はまあまあです。

 こちらは以前、不注意でモーターを壊してしまいました。

 まさかコミュテーターが軸に固定されていないとは思いませんでしたので。


 DBAG 234 304-4 BRAWA 0411


  機関車と客車の時代が違いますが。

 BRAWAのDR 234は1990年代の終り頃に発売されました。

 それまでのBRAWA製品とは完全に一線を画し、プラ車体の一般的構造になりました。

 生産も中国です。

 こちらの製品はドアが開いたりしますし、ファンが可動します。(手動)。

 ただし、個人的な感想としては、腰高であり、同時期に出たROCOのBR 232の方が、似ているように感じました。

 なにかマイクロみたいな雰囲気があります。同じ工場?

 そして、この製品の最大の欠陥は、経年で走行ギアが破断してしまうことです。

 こちらのBR 234も全滅でした。

 車体の裏側には「QC PASSED」なんてもっともらしく貼ってあるのですが。

 なお、BR 234は「タイガの太鼓」として有名なBR 232の140km/h(一部は160km/h)仕様車だそうです。

 DBのDLは液体式が主流ですが、DRは電気式が主流であり、こちらのBR 234も電気式です。

 こちらは白緑色という変わった塗装ですが、これは304号機だけ特別塗装であり、DBAG発足後にローカル線の客車と塗装を揃えたためだそうです。


 2019/9/3 記
 2020/12/16 再録


 

 

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