ドイツローカル客車大会 その3 (ROCO BR 64+旧プロイセン3軸多扉車)
過去記事(2019/9/12)の再録です。
普段あまり紹介されることのないDB Epoch IIIのローカル客車列車の紹介です。
昨年8月19日の記事の続きとなります。
DB BR 64 294 ROCO 62200
ローカル線用のタンク機関車。
BR 24のタンク機版とも言える、1C1、動輪径1,500mm、過熱式、2気筒、950PS、最高速度90km/h、運転重量75tの小型機関車です。
DRGの支線用Einheitsとして、1928年から520両が作られました。
DBでは1974年に引退しましたが、手頃な大きさのためか動態保存機が多数あります。
ROCOのBR 64はHOの量産製品では一番新しく、2005年の発売です。非常に軽い機関車です。
DB B3 Pr 11a 058 130 Hmb Maerklin 4201
プロイセンの2等 3軸Abteilwagenです。
灯り取りのダブルルーフ、サイドステップ、3軸とすごく古く見えますが、1963年まで使われました。
Maerklinのプロイセン多扉3軸車は古い模型ですが、感じは悪くありません。
残念なことに、Modellbau-Wikiにも記載がないため、発売年はわかりませんでした。
DB A3 Pr 14 024 674 Hmb Marklin 4200
同系の1等車です。
上とは窓配置が異なります。
DB B3 Pr 11b 058 094Hmb Maerklin 4301
ひとつ上のブレーキ室なしです。
DB B3tr Pr 09 053 859Hmb ROCO 61404
こちらも同系ですが、窓配置が異なります。型式からするとこちらの方が古いことになりますね。
この車はコンパートメントで、貫通路はありません。
従って、車内通路はないはずですが、車体中央のトイレにはどうやって行ったのでしょうか?
ベンチレーター等は別部品ですが、色が黒ですし、接着の効かない材質なので取り付けておりません。
ROCOのプロイセン多扉3軸車は、1982年の初回発売ですが、こちらの製品は2009年のBR 24+ローカル客車セットに含まれるものです。
よって、塗装やレタリングは初期製品と比べると相当グレードが上がっています。
DB B3tr Pr 14a 99 397 Hmb 2等/荷物車 Maerklin 4203
同系の2等/荷物合造車です。
この形式はROCOは出していなかったような。
これらの3軸車は、更新改造を受け、Umbauwagenとなったものも多いようです。
ただし、6,000両以上作られた3軸のUmbauwagenは、1960年代でほぼ引退しました。
やはりローカル線の廃線や、気動車化によるものと思われます。
それにしても、このような古典小型機の方が、当時現役真っ最中のn-Wagen、UIC-Xや特急型よりも出来が良く、また入手しやすいというのもいかにもドイツ型ですね。
最もこの手は日本では人気があまりないため、このあたりしか入手できないのではドイツ型の人気が振るわなかったのも仕方ないかもしれません。
2019/9/12 記
2020/12/16 再録
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