日本国有鉄道 寝台急行「能登」+EF58 35 (KATO 10-816/817、3056)
今回は、上野～金沢間を結んだ国鉄の寝台急行「能登」を紹介します。
KATOの説明書によると、急行「能登」とは、もともと東海道経由で北陸本線へ入る急行で、いわゆる多層の急行でした。
しかし東海道新幹線開業により、乗客が減り廃止されました。
その後、1975年より運転されたのが、こちらで紹介する寝台急行「能登」です。
当初、上野～長岡間をEF58、長岡～金沢間をEF81が牽きました。
その後、直流区間の牽引機が出来たばかりの新鋭機EF64 1000に変わりました。
更には1982年、寝台急行「越前」と統合し信越本線経由となっています。
この際、EF62+14系座席車+寝台車の編成となりました。
しかし寝台車の時代ではなくなり、1993年に489系電車化されました。
また1997年の碓氷峠廃止により、上越線経由に変更され、2012年まで運転されたのは皆様も良くご存知のことと思います。
KATOはこれらのうち、10系寝台、14系座席+寝台、489系電車を製品化していますね。
私が持っているのは客車2種類ですが。
EF58 35
7つ窓の変形機です。35、36号機は旧型の箱型車体で製作されましたが、途中で形状が変更されたため、前頭部だけ流線型になったためにこのようなスタイルになったそうです。
1981年まで活躍しました。つらら切り、ホイッスルカバー、黒屋根、電暖表示灯など上越型の特徴が出ていますね。
こちらは以前中古で入手したもので、何故かカプラーカバーが両方欠品で色ハゲもありましたが、当時としてはマアマアの価格でした。
前回の再生産時に台車を入手して戦力化しました。
スニ41 2010
パレット輸送用の荷物車。能登での活躍が有名ですね。
オロネ10 2051
ナロネ21とほぼ同型です。
オハネフ12 2061
ナハネ10を緩急車化したナハネフ10の冷房化車。前回も記したように、軽いので多用されました。
スハネ16 2062
10系寝台では最も多く作られた形式で、終焉まで活躍しました。
鋼体化改造車なので、スですし、新造車とは長さや形状が異なります。
スハネ16 2095
スハネ16 2257
スハネ16 2244
能登は関東・東北・北陸の10系急行の中では寝台車が多いように感じます。
スロ62 2056
急行用として最も一般的な2等車。(並ロ）
鋼体化改造車ですが、スロ53や54よりも長く使われたように思います。
寝台券が買えなかった乗客のために一定の需要があったためでしょうね。
オハ47 2301
上記のスハネ16製造時に元車が履いていたTR-23をスハ43と振り替えて、軽量化を図ったのがオハ47で、結果的に約半数のスハ43がオハ47になりました。
オハ47 2068
寝台車がスになったので、座席車を軽量化する必要もあったようですね。
ただし、乗り心地は低下したようです。
オハ47 2103
オハ47 2067
実物も全てオハ47だったのでしょうか？
実際にはオハ46とか混じったような気もします。
スハフ42 2072
こちらは43系の本家緩急車。
オハフ45や46が入ったことはなかったんでしょうか？
10系急行は乗ったことも見たこともあるので、とても惹かれますね。
もっとも、今乗りたいとは思いませんけどね。
46年前に青森から上野まで「八甲田」に乗りましたが、お尻が痛くて参りました。
思い出の中にとどめておくのが良いようです。
それでKATOの10系寝台急行「能登」は、初回を買い逃して、中古で入手しました。
スニ41が入るのもいいですし、上記のように寝台車がたくさん入るのもかっこいいですね。
牽引機はEF58は入手できましたが、EF81国鉄仕様は逃しました。
Nでは未だに出ていないEF64 1000国鉄仕様も含め、作って欲しいと思います。
それにしてもKATOの旧型急行は、中身がそれほど代り映えしないのに、つい買ってしまいますね。
いつの間にかいくつか買ってしまいました。うまい商売ですね。
ということで、あとはオハネフ13の入った急行「越前」、オシ16の入った急行「十和田」を是非、お願いします。
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